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『ブラックコメディ』 [演劇]

 『ブラックコメディ』 劇団四季
 
 『ブラックコメディ』 は1965年ロンドンにて初演され、その後ニューヨークなど世界中でヒットした。この作品はイギリスの劇作家ピーター・シェーファーによって書かれ、その他に『エクウス』『アマデウス』などもヒットしています。劇団四季における 『ブラックコメディ』 初演は、昭和45年5月27日~6月14日紀伊国屋ホールにて上演されています。また、『エクウス』は昭和50年に西武劇場において初演されていて、その舞台成果が評価され芸術祭大賞を受賞しています。
 
 2008.10.26 自由劇場(東京公演)千秋楽
 舞台は、ロンドンのアパートメントの一室。若き彫刻家が大富豪の美術蒐集家とフィアンセの厳格な父親メルケット大佐を家に迎えることになっている。そんな矢先に部屋が停電になってしまう。パニックになってしまう、主人公プリズリー・ミラーは危機を乗り越えようと努力をするが、悪夢のような状況に陥ってしまう。しかし、そんなことは御構い無しと舞台は面白可笑しく展開していく。

 千秋楽の出演者
ブリンズりー・ミラー 荒川務 / キャロル・メルケット 濱田めぐみ / ミス・ファーニヴァル はにべあゆみ
メルケット大佐  志村要 / ハロルド・ゴリンジ  栗原英雄 / シュパンツィッヒ 髙橋征郎
クレア  八重沢真美 / ゲオルク・バンゲルガー  勅使瓦武志

 この作品は、明暗逆転(暗闇を明るく、懐中電灯やライターが点いた時は暗闇)の手法で見せる舞台。ブリンズりー・ミラー役荒川修/キャロル・メルケット役濱田めぐみの軽妙な演技よって、スピーディにドラマ展開していきます。イギリス独特のドタバタコメディ。若さと笑の活気に溢れ、もう観客は抱腹絶倒。他の出演(はにべあゆみ、志村要、栗原英雄、髙橋征郎、八重沢真美、勅使瓦武志)も好演で、約90分の上演であったが時間を感じさせない舞台であった。
カーテンコールは、10分以上も拍手が鳴り止まず観客は感銘を受けていたに違いない。戯曲の良さもあるが演出・照明・装置、演技が融合していて評価できる楽しい舞台であった。
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