『オズの魔法使い』 [ミュージカル]
『オズの魔法使い』を上演しているThe London Palladium Theatre
『オズの魔法使い』 The Wizard Of Oz
The London Palladium Theatre
初演:ロンドン2011年5月1日
演出:ジェレミー・サムズ
台本:エドガー.イップ.ハーバーグ
原作:ライマン・フランク・ボーム
作曲:ハロルド・アーレン
作詞:エドガー.イップ.ハーバーグ
編曲:ハーバード・ストサート
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
制作:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:ティム・ライス
装置:ロバート・ジョーンズ
照明:ヒュー・ヴァンストーン
音響:ミック・ポッター
振付:アーリーン・フィリップス
開演前の紗幕
場面構成
第1幕
プロローグ
カンザス
第1場 風の吹く農場
第2場 田舎道
第3場 竜巻
オズの国
第4場 マンチキンの国
第5場 黄色いレンガの道
第6場 ポピー畑
第7場 エメラルドの都の門
第8場 エメラルドの都
第9場 魔法使いの部屋
第2幕
オズの国
第1場 怖い森
第2場 悪い魔女の城
第3場 怖い森
第4場 救出
第5場 魔女の城
第6場 魔法使いの部屋
第7場 エメラルドの都を見渡す
カンザス
第8場 ドロシーの寝室
パンフレット表紙
この作品は、ライマン・フランク・ボーム原作のアメリカ映画(1939年)をアンドリュー・ロイド=ウェバーよって舞台化されたものです。
映画の中でドロシー役(ジュディー・ガーランド)が歌う『虹の彼方に・Over The Rainbow』は、あまりにも有名で多くの方々は聞き覚えがあることでしょう。
劇場の裏側にあった看板
カンザスの農場に住むドロシーは、竜巻に運ばれて魔法の国オズへ迷い込んでしまいます。ドロシーと愛犬トトは、黄色の煉瓦道を進んで行きながら、案山子、ブリキ男とライオンに出会いエメラルドの世界へと向かって行きます。冒険をしがら成長していくドロシーをファンタジーに描いています
ドロシー役のダニエル・ホープはTV番組のオーディションで9,000人の中から選ばれた新人で、澄んだ歌声に観客は魅了され、また、大魔王役のマイケル・クロフォード(初演『オペラ座の怪人』で怪人を演じた)の経験豊富で存在感のある歌と演技は圧巻で感動の一言であった。
舞台装置は、回り舞台、迫り、フライングと最新技術を屈指したスペクタルな演出は豪華で充実した作品に仕上がっています。
舞台照明は、映像と融合し各場面を立体的に創りあげ迫力のある舞台を醸し出しています。また竜巻の場面では、照明・音響・映像が三位一体となって映像表現を巧みに試みています。2枚の紗幕を重ねて効果的に使用し、映像を舞台後方から前方へと移動させて見せ場を創っています。ライティングデザインは、観客を飽きさせることのない卓越した仕上がりになっていました。
また音楽では、オリジナル映画のイメージを崩すことなくアンドリュー・ロイド=ウェバー(作曲)とティム・ライス(作詞)の楽曲『Nobody Understands Me 』『Bring me the Broomstick』『Red Shoes Blues』『The Rescue』『Farewell to Oz』が挿入され夢のある作品に出来上がっています。
http://www.wizardofozthemusical.com/
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