2007 ＴＯＮＹ ＡＷＡＲＤＳ

　
　「Ｓｐｒｉｎｇ　Ａｗａｋｅｎｉｎｇ」　

　ニューヨークの友人からメールが届き、6月10日（日）発表「第61回トニー賞」最優秀ミュージカル作品賞は、「Ｓｐｒｉｎｇ　Ａｗａｋｅｎｉｎｇ」（春の目覚め）が決定したことを知らせてくれました。友人は、Ｇｒｅｙ　Ｇａｒｄｅｎｓ　のほうがクオリティが優れていて良かったと書いていました。早速　、トニー賞のオフィシャルサイトで情報確認。
詳細は、こちらへ　http://www.tonyawards.com/en_US/index.html
　トニー賞は、ＢＷの演劇とミュージカルに与えられる賞で2006年5月11日から2007年5月9日までの期間に上演された作品が対象です。今年は、39作品の中から25部門28作品およそ100余名がノミネートされた事が報じられていました。
　「Ｓｐｒｉｎｇ　Ａｗａｋｅｎｉｎｇ」は、19世紀後半のドイツが舞台。思春期の少年少女たちが妊娠や自殺などの重い現実に向かい、共に成長する姿を描いたロックミュージカル。
　ニューヨークの友人曰く、若者層に人気があって、「Ｒｅｎｔ」が上演された時と同じような熱狂ぶり。しかし、「Ｒｅｎｔ」のような斬新な目新しさはなく、受け狙いでわざとらしくセンスがないと辛口評価です。
　 トニー賞は、1947年ＢＷで活躍した演劇人のアントワネット・ペリーの提唱によって、第1回「アントワネット・ペリー賞」としてはじまりました。（トニーは、彼女の愛称）
　1949年からは、演劇部門とミュジカル部門にわかれ劇作家やプロデューサーなど劇場関係者約750名の投票によって決定します。受賞によって興行収入が変わってくるので関係者｛プロデューサー・出演者・エンジェル（個人投資家）｝は、動向を見逃すことが出来ません。
　6月16日（土）　ＮＨＫ　ＢＳ－１１にて20：00から22：30まで授賞式。22：30から25：00まで「キス・ミー・ケイト」が放送されます。
　　
　　http://www.tonyawards.com/en_US/index.html
　　http://www.nytimes.com/pages/theater/theaterspecial/index.html