『屋根の上のヴァイオリン弾き」』 ロンドン [ミュージカル]
『屋根の上のヴァイオリン弾き』
Savoy Theatre
オリジナル初演年は、1964年ブロードウェイ・インペリアル劇場で、日本初演年は、1967年帝国劇場です。テヴィエ役の森繁久彌は1986年まで900回にわたり父親役を演じ続け話題となりました。その後、父親のテヴィエ役は上条恒彦、西田敏行、市村正親に継承されています。
「サンライズ・サンセット」で知られる美しいメロディーは有名で、記憶に残っている方もいらっしゃることでしょう。
ロンドン・サヴォィ劇場での開幕は2006年5月19日
台本:ジョセフ・スタイン
音楽:ジェリー・ボック
作詞:シェルドン・ハーニック
演出:リンゼー・ポズナー
振付:ジェローム・ロビンス
装置:ピーターマッキントシュ
照明:ピーター・マンフォード
帝政ロシア時代の寒村アナテフカに住むユダヤ人家族を描いた作品です。酪農業を営む頑固な父親テヴィエは、妻と5人の娘たちと暮らしています。テヴィエは、娘たちの結婚のことが心配でたまりません。貧しながらも幸せな家族でした。そんな矢先三女チャヴァがロシア人フョートカと結婚すると言い出します。テヴィエは許さず二人は駆け落ちをしてしまいます。ユダヤ人迫害が厳しくなり家族はアナテフカを去ることになります。
父親テヴィエ役のヘンリーグッドマンは、厳格ではあるが家族愛に満ちた役をこなし、家父長制度的父親役を好演していました。アンサンブルメンバーの歌や踊りは、見応えがあり迫力満点です。良質の作品にめぐりあえました。
装置は、太い柱を組み上げ抽象的であったが、計算された舞台空間で重圧感を出しています。
照明は、時空間を的確に表現していて帝政ロシアを肌で感じさせる照射で構成されています。
2008-04-28 11:37
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